レンズカット|ガラス加工・研磨
T E C H N O L O G Y
レンズカット
レンズカットは、各種装置や機器の小型化、省スペース化、軽量化などのためにレンズの不要な部分を切断することです。レンズを斜めにカットしたり、複雑な形状にカットするといった異形加工により、高度化する装置・機器の開発をサポートします。
レンズカットに必要な技術とは
レンズカットに求められるのは、光学偏心を狂わさずにカットする加工技術です。一般的な「Iカット」や「Dカット」はもちろん、複雑な形状に合わせたカット技術も必要です。硝材の切り出しから一括加工するだけでなく、市販品のレンズを加工することもあります。
飯山特殊硝子はお客さまの目的(省スペース化や軽量化など)をヒアリングし、最適な加工を提案いたします。「この形状は難しいかな?」と思うようなケースでも、まずは気軽にご相談ください。
POINT
ここがポイント
飯山特殊硝子では、以下の4つの技術とノウハウでレンズカットのニーズにお応えしています。
加工技術
飯山特殊硝子では、複雑形状を可能にする工作機械を保有しておりますのでレンズの光学偏心を狂わさずに加工する事が可能です。単一レンズから非球面レンズまで幅広く対応しており、IカットやDカットだけでなく傾斜を持たせたカットもイニシャルコストが掛からず加工する事が可能です。
精密加工
材料となる硝材を切り分け、形状加工、穴あけなどの精密加工を行います。飯山特殊硝子では、これらの技術を1941年の創業以来一貫して磨き続けてきました。もちろん新たな技術者にそれを引き継ぐ人材育成技術も当社の強みです。加えて、これまでの技術や経験に甘んじることなく、新しい技術を常に取り入れながら精密ガラス加工の可能性を追求しているのも当社の強みです。
測定技術
精密ガラス加工を支えるもうひとつの要素が測定技術。加工技術と設備だけでは確認できない「製品としての精度」を確かめ、完成品としてお客様に提供するための重要な段階です。飯山特殊硝子ではさまざまな測定を可能にする測定機器を取りそろえており、それを使いこなす技術も磨き続けています。もちろん、機械では補えない「人間の目」による測定技術と経験も私たちの強みです。
材料
飯山特殊硝子では、高い純度を持つ石英ガラスをはじめさまざまな「硝材」を扱っています。お客様が必要とする仕様を完璧に満たした製品を素早く提供するため、需要の高い硝材を十分にストック。また特殊な硝材が必要な場合も、商社やメーカーとの繋がりを生かして素早く対応しています。
REQUEST FLOW
依頼の流れについて
お問合せ
お問合せやご依頼の内容をお伺いします(このタイミングで図面や仕様をいただくこともあります)。
見積
想定される用途、希望される製品の仕様などをヒアリングします。その後、ご提案とお見積りを提示します。
受注
ご提案内容に同意いただいたうえで契約を結び、受注となります。必要に応じて材料の手配なども行います。
製造・加工・検査
必要な材料が揃ったら製造を開始します。精密加工、研磨、測定などの工程を経て製品にします。
品質保証・出荷
高精度の測定機械と職人の目で製品を検査し、検査表を付けて出荷します。